nihimotoの日記

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プロボノとしてNPOサポートハウス じょむさんのウェブサイトを制作、とその記録

こんにちわ、納豆は一生食わないと神に誓っている@nihimotoです。
知ってますか、みなさん、納豆ってなんと腐ってるんですよ?知ってました?大変ですね。


さて、このたびNPOサポートハウス じょむさんのウェブサイト(PC/携帯/スマートフォン対応)を、ボランティアの一形態であるプロボノとして、制作を担当させていただきリリースいたしましたので、ご報告ついでに宣伝させていただきます。
http://jomu.org/


じょむさんでは女性のシェルターという活動を行うと同時に、カウンセリングや講座など多彩なサービスを提供していますので、よろしければぜひ申し込んで参加してみてください。チームメンバーが何名か受講されていますが、大変ためになったと大好評でした。自分も「燃え尽きない働き方」講座に参加したかったんですが、働き過ぎで燃え尽きている真っ最中だったので参加ができませんでした。残念。


さて、今回プロボノという形でこのサイトの制作をお請けしたのですが、軽くプロボノについて説明させていただきますと、プロボノというのは社会人がその仕事で培った専門スキルを使って行うボランティア活動のことです。
自分は普段制作サイドの仕事をしていますので制作を担当しましたが、チームにはマーケッターやプロジェクトマネージャなど、いろいろな背景とスキルをもって集まった仕事人たちがあつまります。そうやって集まったプロたちがそれぞれのスキルを遺憾なく発揮して一つの仕事を社会貢献活動として協力して行います。普段は知り合えないような方々と一緒に、一つの仕事を成し遂げる楽しさがプロボノにはあります。活動の輪を広げたい人にはぜひオススメです。(詳しくはこちら:サービスグラント


自分もプロボノという形でボランティアを行ったのは初めてだったので、ちょっと勝手をつかむまで時間がかかりました。今後のためにもプロボノに参加した記録を、箇条書きで書きなぐってみようかと思います。書きなぐりで失礼。

  • プロボノに申し込んだ動機は、会社外に知り合いを増やしたかったというのが第一の目的でした。ただ、私は名刺交換をして友達100人とかいうのはあまり好きではなく、知り合いを作りたいなら一緒に仕事をするべきだと考えていましたので、一緒にいろんな人と仕事ができるプロボノはまさに目的にばっちりあっていたので申し込みました。
  • サービスグラントの入谷さんとは以前から知っていた方だったので、事務所でお会いしたときはびっくりしました。いつのまにサービスグラントに所属したのかと。
  • 事務所で初回の説明を聞いたとき、ちょうどテレビの取材がきていてテレビに映るかとちょっとどきどきしていました。しかしながら、放送を見てみると前に座っていた方の影に見事に隠れて1秒くらいしか映りませんでした。無念。
  • その後、じょむさんのプロジェクトへの参加依頼がきました。しかし、一度お断りのメールを返しました。理由は団体の活動が自分に縁がなくどうも親身になって活動できるか疑問に思ったためです。(今にして思えば震災のわがままボランティアに似ているなぁ・・「事務処理だったらボランティアに応募しなかったのに」という、わがままコメントを思い出しました)
  • その後何度かサービスグラントの事務局とやりとりして、「縁がないからこそ知るためにやってみるべき」ということに納得をしたのと、参加メンバーのほうには興味があったので、このプロジェクトに参加することを了解しました
  • いただいていた参加メンバーリストにあったPMの中谷さんは名前で検索してみると、いろいろおもしろいことをしている方だというのがすぐにわかりました。特に企画して制作された手帳を見たときには、文房具好きとして激しく興奮してしまいました。そんなわけで、この方と一緒に仕事ができるのであれば、悪い話ではないと考えてました。
  • ということで、初回MTG。そして、中谷さんのほうは私を知っていたという衝撃の事実が発覚。別の勉強会で既に顔合わせをしていました。いやはや、一緒に仕事をしないとなかなか顔を覚えられないんです、私・・・失礼しましたorz
  • プロボノ以外のボランティアワークは前から繰り返しやっていたので、こういう場合少しはごりおせる人がいないとプロジェクトは空中分解するなぁと感じていました。みんなおとなしい方だったら、多少は前に出て仕事しようかと思っていたのですが、中谷さんが見事なまでに仕切りのうまい方だったので、特にフォローは不要と考えて制作に徹することにしました。他人の仕切りを見てみたくもありましたし。
  • そしてプロジェクトスタート。
  • 前半のフェーズは、お客さんからの聞き取りや調査が主な内容です。チームの方針として前半もマーケターに任せきりにせずになるべくみんなで参加して一気に終わらそうという形を撮っていました。が、自分としては後半の制作フェーズでかなり時間が取られることを想定したので、前半戦では議事録などのエンジニア的な仕事を中心にやろうと考えていました。
  • そんな感じで前半の聞き取りフェーズは順調に消化。
  • 早めにWordpressを設置しておいたのもいい感じに運営できていたようでうまく行きました。ただし、これもWodpressをベースに原稿を収集できるチームメンバーのスキルとPMの仕切りと、お客さんのPCへの適応能力の高さ故できたことなので、毎回できるとは限らなそうです。
  • 後半に入った頃に、アサインされていたデザイナーさんが諸事情で離脱。代わりのデザイナーさんを見つけるのに手間取って2ヶ月ほどプロジェクトが停止してしまいます。
  • 少したった頃に、有志のデザイナーさんが手を挙げていただき無事プロジェクトが再開されます。本当にありがたい限りです。
  • その後の制作フェーズでは、デザイナーさんはもちろんデザイン担当、私はHTMLコーディングからWordpressへの組み込みまでの作業をすべて行いました。
  • ここのフェーズはやはり相応に時間がかかりました。実際に制作にかかった工数はおそらく12人日くらいです(1日6時間計算)HTML+Wordpress組み込み&カスタマイズなので、まぁそんなものかなと思います。本来はここにコーダーもいて、HTMLコーディングは別途やってくれているはずだったのですが、今回は私が一人二役でしたのでちょっと時間がかかります。
  • この工数はプロボノルールの週6時間という制限内でやろうとすると3ヶ月かかる計算になります。ちょっとこの時間制限は現実的ではないかなと思います。次回からはたとえスキル的にできたとしても一人二役はやらないということと、前半に割く労力をもっと押さえて全部後半にまわすようにしようと思いました。
  • さて、そんな頃、東日本大震災が発生しました。急遽やることができて再び2週間ほど作業を停止しました。
  • 震災直後の時期もすぎ、あとは一気に制作をすすめ、無事納品いたしました。


ということで記録終わり。
(疲れたので最後のほうは若干手抜きになってしまいました・・)


思えば長期にわたるプロジェクトで、メンバーが転職をしたり、離脱をしたり、あげくには地震があったりといろいろありました。私個人としても暇な時期忙しい時期暇な時期忙しい時期と、サイクルを2週くらいした感じです。ボランティアワークはいつも力配分が難しいとおもっていますが、プロボノもその通りですね・・


今回は無事に納得のいくクオリティで納品ができてよかったです。
またメンバーのみなさんとはご一緒する機会があればうれしい限りですね!


ではでは