燕岳、初めての高山のテント泊
初めての北アルプスに、初めての2800mの森林限界を超えた稜線、初めての高山でのテント泊と、初めてづくしの夏の燕岳へ登って参りました。
結果大満足の登山となりました。この素晴らしさはいつもの様に簡単なコメント一行では表現できないので、普段はやらない写真並べて自己満足系ブログを書いてみようかと思います。たまにはいいよね。
まずいきなりですがスイカ。中腹あたりにある合戦小屋という小屋でなぜかスイカが売っています。
何やら名物らしく、私も義務感に駆られて食べてみました。
でも一人でこのサイズは無理があった・・しかも時間に追われてたので10分で平らげるはめに。
山頂までの行程の8割くらい来たところで見えてきた目的地の燕山荘、真ん中にちっちゃく写っています。
8割来てもこの小ささに高度差。さすがは高山。
ということでさっくり到着した山荘真下のテント場。
ここが30張りくらいしかテントを張るスペースがなく、この日は無茶苦茶登山者が多くて、テントが張れるスペースが無くなると、ろくな目に合わないと想像できたので、猛烈に登りを急ぎました。結果3時間半くらいで1500m登るという強行軍をして、高山病の頭痛というダメージをおいつつ、なんとかギリギリでテントを張ることができました。
そしてこちらが真の目的地の燕岳山頂。どっしりとした登りやすそうな山頂をしています。さすが北アルプス入門に最適といわれる山。
ちなみに山荘とテント場は山頂まで30分くらい下の地点にあります。テント張って寝る支度をしてから最後に登りに行く流れ。
そして山頂に登っている途中で振り返ってみた山荘とテント場。
私のテントは最前列の右から3番目に見えています。まぁ、わかりませんよねw
そして、山頂也。とりあえず私の高山記録、あっさり更新ですw
さて、山荘に戻って夕食(16時半)を食べてからテントでのんびりしていると、「雷鳥が出た」との知らせが。
雷鳥とは夕暮れや若干天気の悪い時に高山に顔を見せる、めずらしい鳥。何度登っても見ることができない人もいるくらいレアな鳥です。燕岳には今年は5羽程度しかいなく、一羽もいない年もあるくらいです。(知ったか率200%くらい)
見れたのは私の日頃の行いです。そうに違いない。と、言っても正直かなり遠くてよく見えななかったのですがw
そして、夕方、夜、深夜・・は飛ばして(暗いと写真撮れない・・)
一泊して朝4時ころ、人々が続々と山荘前に集まってきます。
この時間にすでにテントをたたんで行動開始している人もいますが、たいていの人はそういうわけでもありません。まだ暗い中みんなでのんびり待ちます。
この日の出の瞬間を。
写真で見るととても小さいのですが、肉眼で見たときは「太陽ってこんなに大きかったっけ?」と錯覚をしてしまうほど素晴らしい光景でした。太陽が真っ赤に見えます。なんでですかね?
そして更に待つと、これです。雲海。
残念ながら足元までは雲海が広がってくれませんでしたが、それでもなかなかの見た目。雲がもこもこ、素晴らしい。
そして朝の澄んだ空気の中、あちこち見渡してパシャリパシャリ
この雲が落としている影の形すらはっきり視認できるのが高山のいいところですね。下界では影の中に入っていることすら認識できないですから。
左上にぴょこんと突き出している山頂が、かの有名な槍ヶ岳だそうです。
いつかあそこに立つ時が来るんだろうか。死なない程度にがんばろう。
この朝もやもなかなか素敵です。この中に突入しちゃったら道迷いとかになりそうで心配ですが、上から見ているぶんには綺麗なものですねぇ
さて、これで1泊2日の燕岳テント泊は終了です。
下りは省略。
テントの重量15kgがある割には余裕で、最近の運動量の数々が生きているようで大満足。これで高山での活動は問題ないことがわかったので、これからもっといろんなところ行けるかなと楽しみにしています。とりあえずリュックのサイズが足りないのでもっとでかいの買ってこよう。
そして、最後に写真に残せなかったもののこと。私にとって今回の登山の最大の目的だったもの。
深夜の星空、天の川に、たくさんの流れ星、2800mの薄い空気の中の360度の満点の星空、もうたまらん。素晴らしかった。
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GPSログ: ※心拍計付けそこね、スイッチ入れ忘れ、で、かなり不完全
http://connect.garmin.com/activity/357462052
行程メモ:
1日目