激しくめんどくさがりやな私が自炊に挑戦
こんにちわ、デジタルにできるものはありとあらゆるものをデジタルにしたくなってしまうお年頃の@nihimotoです。誰でもありますよね。
ということで、表題の通り今流行の書籍の自炊に挑戦しました。
この書き込みはそのレポートです。
↑ 今回自炊に使った全道具です
まず前提としてこの記事のスタンスを書いておきます。
- 面倒なことはやりたくありません
- 細かいことは気にしません
- 読めれば文句いいません
駄目駄目ですみませんが、この記事の通りやってもこの通りにしかならないのであしからず。
手順1. 断裁(1冊1分)
いきなりですが、説明が面倒くさいので下記の動画をご覧ください。
この通りにやっていただければとてもきれいに断裁できると思います。
本当は裁断機を使って切れば、きれいに楽に切れるんでしょうが、裁断機は1万くらいもする上にでかい。こんなの置いておくくらいなら本を置いておいた方が気持ち的にマシです。そんなあなたにはこの動画のローラーカッターを。大変お安くなっております。
- 出版社/メーカー: オルファ
- メディア: Tools & Hardware
- 購入: 20人 クリック: 69回
- この商品を含むブログ (15件) を見る
ちなみに、動画では文庫本と小さいサイズのものを切っていますが、大きい単行本サイズのものも厚さを十分薄くしてあげれば問題なく切れます。また、ローラーカッター自体もLLサイズを買えばもっと楽に厚いものを切れます。固い背表紙を持った本も背表紙と中身のつなぎ目を普通のカッターで切ってしまえば、簡単に分解できます。
断裁のときに注意なのですが、あんまりぎりぎりを切断するとノリがついてる部分を切断しそこなってしまうことがあるので、若干広めに切るようにしましょう。ここで、ページ同士がくっついたまま気づかないようなことがあると、後がえらく大変になってしまいます。注意してください。
また、ここで斜めに切ってしまうと取り込んだ画像自体が自体が斜めになってしまうことがあるのでなるべくまっすぐ切りましょう。
手順2. スキャン(1冊10分〜30分)
スキャンです。細かい手順はスキャナ次第なので書けないので大雑把に書きます。
まず、何枚かのページでスキャンのテストをして、白黒の濃さやコントラストなどを調整して行きましょう。書籍がモノクロかカラーか、文章か漫画かなどなど、いろいろな条件によって設定を調整する必要があります。これを失敗すると読めないデータになってしまうので始めに十分に調整しましょう。
また、読む端末によっても結構な差が生じるようですので、自分が最終的によみたいデバイスで必ず表示確認するようにしましょう。
↑私の使っている Canon DR-150 のモノクロ書籍用に調整した設定画面です
保存形式はJPGとかいろいろあるみたいですが、私はPDFで保存しています。PDFならいろいろな端末で取り扱いが楽になる(と思う)ので。
また、紙をセットするときには、紙束をばらばらめくってページ同士がくっついていないか十分に確認しましょう。ここでくっついていると間のページがスキャン漏れになってしまいます。後から漏れた箇所を再スキャンするのが一番の手間になりますので、ここに十分に手間をかけましょう。
あとは紙束を順番にスキャンしていきましょう。(説明省略)
スキャンが終わったらデータのチェックです。ここでチェックしたいのは、スキャンし損なったページがないかどうか、です。書籍の1ページがPDFの何ページ目に来ているかを確認します。仮に書籍の1ページ目がPDFの1ページ目にあったとしましょう。そうすると、書籍の300ページ目はPDFの300ページ目にあるはずです。もしずれていたら、間に飛ばしたページがあることがわかります。そんな感じでスキャン漏れがないが確実に確認しましょう。(後で安心して紙を捨てるために)
手順3. 読めるようにする
ここまでで既にPDFデータが完成しているはずです。あとはそれを自分の好きな端末で読めるようにするだけです。
私の場合はiPadとiPod Touchで読みたかったので、元々インストールしていたDropboxにデータをすべて格納することにしました。そして、各端末にはDropbox連携機能をもったリーダーアプリをインストールして準備完了です。
なお、私の場合書籍PDFのデータサイズが50MB〜200MBくらいとなっており、Dropboxから端末へのデータのダウンロードに結構時間がかかってしまっています。ここの時間を気にする方はデータサイズをもっと小さくおさめられるように、白黒データで保存するなどの対策をとった方がいいかもしれません。
手順4. 紙を捨てる
わざわざ手順に書くこともないのですが、スキャンした紙は捨ててしまいましょう。
ここでちょっと怖いのはスキャン漏れページなどがあった場合に取り返しがつかなくなることです。私の場合はスキャン後のチェックをきちんとすることで、漏れを可能な限り減らし、もしそれでも失敗があるようならもう一冊買う覚悟で捨てます。
もちろん紙を捨てずにとっておくという選択肢もあるのですが、それだとせっかく電子化した意味がありません。ここは勇気を持ってざっくりと捨ててしまうのがいいと思います。
まとめ
ここあで実際やってみて思ったのですが、なんだかんだ、やっぱり面倒臭いです・・
ただし、面倒くさいのはやる前に想定していた断裁ではなくて、スキャンのほうでした。データの処理に案外時間がかかる上に、作業中はPCを占領されるのが地味にいたい。逆に断裁は、(細かいことを気にしなければ)意外とざっくりやれます。
多分いいスキャナ/パソコンを使えば、この手間は大分改善されるものと思います。
結局自分が電子書籍かしたのはだいたい50冊程度なんですが、それでもかなりの手間がかかりました。(というかまだ終わってない)正直なところ、もし次にまた50冊やるはめになったら、業者に依頼することを選ぶと思います。それくらい面倒。
自炊に興味があるけれど本がたくさんあって不安だという方は、まず本を減らすことをオススメします。本棚にしまって読まない本は、どうせ電子書籍になったって読みません。間違いない。